2007年 11月 25日
検死
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死亡したカミツキガメを凍詰め状態のまま麻布大学 獣医学科(病理学)へ発送致しました。
マイクロチップ埋込みによる障害の有無を調べるために、環境省側から獣医師側へ委託された今回の事業の中の一つです。
事業関係者の方々はマイクロチップ埋込み場所の化膿等の外傷ばかり気にしているようですが、「化膿しなければ痛みや異物感は無い」と言うのは、生物を心底愛し飼育をしていない人間の発言です。
生物、特に特殊動物の感じているストレスは激しいものがあります。
動物園、水族館などで飼育されている爬虫類の殆んどは捕獲されてきたままの大きさで成長しなかったり、巨大生物の場合は死んだりします。
これらの殆んどの原因がストレスによるものです。
「見られる」ストレスだけでこれだけの症例があります。
では、マイクロチップ埋込みによる内面的な問題は、今回の検死から分かるのでしょうか?
今回の流れを簡単に説明します。
1.引取り保護から約3年が経過。
2.毎年冬眠させている。
3.8月28日、マイクロチップ埋込み時、異常は無い。
4.マイクロチップ埋込み後、人影に怯える。
5.マイクロチップ埋込み後、食べ残しが1割~2割確認。
6.9月末に軽い皮膚炎。
7.10月中旬、嘔吐確認。(後数回)
8.11月18日所内へ移動。消毒、薬浴。(3個体)
9.11月23日死亡。マイクロチップ埋込みより約3ヶ月。
10.同一施設内ベビーカミツキガメ、ワニガメ全個体に異常無し。
例えば「腸内細菌の増殖による消化不良。それによる胃内容物の腐敗による衰弱死」と検死の結果が出た場合、直接の死因は「衰弱死」でしょうか?「消化不良」となるのでしょうか?
日本の生態系では生きる権利の与えられていないカミツキガメに、精神面やストレス障害などの擬人化した症例を与えてもらえればいいのですが・・・
マイクロチップ埋込みによる障害の有無を調べるために、環境省側から獣医師側へ委託された今回の事業の中の一つです。
事業関係者の方々はマイクロチップ埋込み場所の化膿等の外傷ばかり気にしているようですが、「化膿しなければ痛みや異物感は無い」と言うのは、生物を心底愛し飼育をしていない人間の発言です。
生物、特に特殊動物の感じているストレスは激しいものがあります。
動物園、水族館などで飼育されている爬虫類の殆んどは捕獲されてきたままの大きさで成長しなかったり、巨大生物の場合は死んだりします。
これらの殆んどの原因がストレスによるものです。
「見られる」ストレスだけでこれだけの症例があります。
では、マイクロチップ埋込みによる内面的な問題は、今回の検死から分かるのでしょうか?
今回の流れを簡単に説明します。
1.引取り保護から約3年が経過。
2.毎年冬眠させている。
3.8月28日、マイクロチップ埋込み時、異常は無い。
4.マイクロチップ埋込み後、人影に怯える。
5.マイクロチップ埋込み後、食べ残しが1割~2割確認。
6.9月末に軽い皮膚炎。
7.10月中旬、嘔吐確認。(後数回)
8.11月18日所内へ移動。消毒、薬浴。(3個体)
9.11月23日死亡。マイクロチップ埋込みより約3ヶ月。
10.同一施設内ベビーカミツキガメ、ワニガメ全個体に異常無し。
例えば「腸内細菌の増殖による消化不良。それによる胃内容物の腐敗による衰弱死」と検死の結果が出た場合、直接の死因は「衰弱死」でしょうか?「消化不良」となるのでしょうか?
日本の生態系では生きる権利の与えられていないカミツキガメに、精神面やストレス障害などの擬人化した症例を与えてもらえればいいのですが・・・
by wanigame1000
| 2007-11-25 01:22
| マイクロチップ献体事業