2014年 03月 09日
進化?
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以前上縁甲板について少し書いたが、上海鰐亀保育研究所の任くんから興味深い画像が届いた。
上縁甲板が左右対称で1枚ずつしかないワニガメである。
そもそも上縁甲板とは化石種では確認できるが、現生種では甲羅の構造が極めて原始的とされるワニガメ特有の甲板である。
化石種で最も有名なのは中生代三畳紀後期の約2億1,000万年前に生息していたプロガノケリス (Proganochelys)であろう。
そのワニガメの上縁甲板、二枚対という個体は頻繁に確認されているようだが、一枚対というのは珍しい。
この個体が突然変異か否か?
この個体と同腹の個体の上縁甲板の枚数がどうなのか気になるところだが、仮に同腹の個体の上縁甲板が一枚対や、消失していた場合に考えられることは何だろう。
上縁甲板数の減少から考えられる事。
まず、突然変異が考えられるが「進化とは突然変異からくるものだ」と唱える学者もいるので、そちらの方向から考えるのもよいだろう。
となると上縁甲板の数の消失は現世のカメに近付いている可能性もある。
今後進化し他のカメの形状に近付くとすれば、上縁甲板が消失し尾が短くなり、小型化して動きが素早くなるという特長がでてくるだろう。
しかし、仮にそこまで進化すとしても、あと数百年から数千年は掛かり、残念ながら私達がいくら長生きしてもこの目で見るのは不可能だ。
上縁甲板が左右対称で1枚ずつしかないワニガメである。
そもそも上縁甲板とは化石種では確認できるが、現生種では甲羅の構造が極めて原始的とされるワニガメ特有の甲板である。
化石種で最も有名なのは中生代三畳紀後期の約2億1,000万年前に生息していたプロガノケリス (Proganochelys)であろう。
そのワニガメの上縁甲板、二枚対という個体は頻繁に確認されているようだが、一枚対というのは珍しい。
この個体が突然変異か否か?
この個体と同腹の個体の上縁甲板の枚数がどうなのか気になるところだが、仮に同腹の個体の上縁甲板が一枚対や、消失していた場合に考えられることは何だろう。
上縁甲板数の減少から考えられる事。
まず、突然変異が考えられるが「進化とは突然変異からくるものだ」と唱える学者もいるので、そちらの方向から考えるのもよいだろう。
となると上縁甲板の数の消失は現世のカメに近付いている可能性もある。
今後進化し他のカメの形状に近付くとすれば、上縁甲板が消失し尾が短くなり、小型化して動きが素早くなるという特長がでてくるだろう。
しかし、仮にそこまで進化すとしても、あと数百年から数千年は掛かり、残念ながら私達がいくら長生きしてもこの目で見るのは不可能だ。
by wanigame1000
| 2014-03-09 00:31
| ワニガメ