2015年 09月 02日
株式会社 鰐亀組
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ワニガメの飼育が許可制になって15年。
カミツキガメ同様ワニガメも殺処分が当たり前となっており、ある県では捨て犬や捨て猫と同様に行政側で殺処分する方針が確立され、取り巻く環境が激変して来た事を実感しております。
そうなると、それらの県からは今までのように行政側の協力と共に、安易にワニガメを保護する事は出来ません。
「今までは殺処分する施設が無かったのでワニガメ生態研究所へ送っていましたが、今年度から基本は殺処分と決まりました。今後ワニガメの保護を希望する場合には、全てワニガメ生態研究所負担で引き取りに来て下さい」と、なるわけです。
また「認可されワニガメを飼育していたが飼えなくなった。しかも甲長60㎝あるので体重も重い。思い入れのあるワニガメなのでショップで名札を付けられ販売される姿を見聞きしたくない。引き取りに来ていただけませんか?」と遠方から依頼が入った場合。
こちらから移送の許可を各都道府県に提出し、最短時間となる飛行機で向かい、車をレンタルし空輸で引取った場合、こちらから2人出向くとして、人件費は0円としても、飛行機の往復、個体の運賃等を合計すれば15万円程経費が掛かります。
当然こちらが全て負担しての保護活動なので、今までの運営の仕方では直ぐに赤字運営となり、行き詰ってしまいます。
それに対応するには得意分野で資金を調達するしか方法は無いでしょう。
色々考えた結果、新しく株式会社を立ち上げる事にしました。
株式会社のような法人格の会社を設立する場合、設立時に法務局へ提出する定款にその事業を営む「目的」を書き記さねばなりません。
土木建設業の場合、その第一項目は、通常「土木建設工事の施工」とか「一般土木工事及び建設工事の設計管理」と記入します。
しかし、この第一項目に「特定非営利活動法人ワニガメ生態研究所の事業に関するコンサルタント業務」と、記入し提出しました。
そう、ワニガメ生態研究所の相談役として株式会社を一つ立ち上げたのです。
司法書士と法務局の間で「営利が目的のはずの株式会社の目的がボランティア活動の援助?」と、少々やり取りがありましたが「ワニガメ生態研究所存続のためにこの会社を設立、運営するのは事実!」と、頑として譲りませんでした。
おかげでどうにか立ち上げる事が出来ました。
株式会社 鰐亀組
「ここまでやるか?」と思われる方もいるでしょうが、私に言わせれば「まだここまでしかやれていない」なのです。
保護するワニガメが増えれば、飼養する容器が、スペースが、給餌が、と次から次へと課題が生まれます。
保護したワニガメが育てば、より一層大きな容器が必要となります。
放逐が続く以上、保護も続けます。
飼養を断念されるのなら引き取ります。
頑張ります。
頑張るために頑張ります。
カミツキガメ同様ワニガメも殺処分が当たり前となっており、ある県では捨て犬や捨て猫と同様に行政側で殺処分する方針が確立され、取り巻く環境が激変して来た事を実感しております。
そうなると、それらの県からは今までのように行政側の協力と共に、安易にワニガメを保護する事は出来ません。
「今までは殺処分する施設が無かったのでワニガメ生態研究所へ送っていましたが、今年度から基本は殺処分と決まりました。今後ワニガメの保護を希望する場合には、全てワニガメ生態研究所負担で引き取りに来て下さい」と、なるわけです。
また「認可されワニガメを飼育していたが飼えなくなった。しかも甲長60㎝あるので体重も重い。思い入れのあるワニガメなのでショップで名札を付けられ販売される姿を見聞きしたくない。引き取りに来ていただけませんか?」と遠方から依頼が入った場合。
こちらから移送の許可を各都道府県に提出し、最短時間となる飛行機で向かい、車をレンタルし空輸で引取った場合、こちらから2人出向くとして、人件費は0円としても、飛行機の往復、個体の運賃等を合計すれば15万円程経費が掛かります。
当然こちらが全て負担しての保護活動なので、今までの運営の仕方では直ぐに赤字運営となり、行き詰ってしまいます。
それに対応するには得意分野で資金を調達するしか方法は無いでしょう。
色々考えた結果、新しく株式会社を立ち上げる事にしました。
株式会社のような法人格の会社を設立する場合、設立時に法務局へ提出する定款にその事業を営む「目的」を書き記さねばなりません。
土木建設業の場合、その第一項目は、通常「土木建設工事の施工」とか「一般土木工事及び建設工事の設計管理」と記入します。
しかし、この第一項目に「特定非営利活動法人ワニガメ生態研究所の事業に関するコンサルタント業務」と、記入し提出しました。
そう、ワニガメ生態研究所の相談役として株式会社を一つ立ち上げたのです。
司法書士と法務局の間で「営利が目的のはずの株式会社の目的がボランティア活動の援助?」と、少々やり取りがありましたが「ワニガメ生態研究所存続のためにこの会社を設立、運営するのは事実!」と、頑として譲りませんでした。
おかげでどうにか立ち上げる事が出来ました。
株式会社 鰐亀組
「ここまでやるか?」と思われる方もいるでしょうが、私に言わせれば「まだここまでしかやれていない」なのです。
保護するワニガメが増えれば、飼養する容器が、スペースが、給餌が、と次から次へと課題が生まれます。
保護したワニガメが育てば、より一層大きな容器が必要となります。
放逐が続く以上、保護も続けます。
飼養を断念されるのなら引き取ります。
頑張ります。
頑張るために頑張ります。
by wanigame1000
| 2015-09-02 01:52
| 所長の万屋裏話